「発達障害の薬物療法ーASD・ADHD・複雑性PTSDへの少量処方」誤診と薬漬け被害にあわないために

PTSD

こんばんは。momongaです。近くの病院(大きな病院でも)でうつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害、パニック障害などと診断されたものの、なかなか良くならない方や、様々な薬を飲んで、薬で一時的には症状が治まっても完治とは程遠く、薬の副作用でも苦しんだことのある方。ぜひ読んでみてください。

私はこの本に出合うまで自分はうつ状態かなとか不安障害、パニック障害かしらなどと悩み、実際に診断を受けたこともありました。しかし出されたSSRIに全く効果を感じず、副作用に苦しんですぐ断薬、安定剤は一時的にはすごく楽になるものの、根本解決とは程遠く、依存性や副作用も考えると不安だったり、なかなか原因と治療法、特に投薬について自分に合うものを見つけられず長年悩んできましたが、

この本を読んでまさに目からうろこ!!でした。

うつ状態、躁鬱的状態、幻覚幻聴がある、不安が強いという表面に現れる症状から簡単にうつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害などと診断されることが多いと思います。(もちろん簡単にカテゴライズせず細かく丁寧に問診をして正しい診断を下してくれるところもあると思います。リサーチもせず飛び込んだ病院が丁寧かつプロフェッショナルな病院だったらあなたは相当運が良いと思います。)

この著書で杉山先生は上記のような病気と診断されていても、症状が寛解しない方の多くが(軽度の)発達障害と機能不全家庭で育ったことによるトラウマからくる複雑性PTSDを抱えているケースが非常に多いことを紹介されています。

診断を下す際に発達障害やトラウマを見落とすとその後の投薬や治療法も間違ってしまい、結果長い闘病を経ても治らないということにつながるようです。

発達障害やトラウマが背景にある症状を治療する際のポイントとして、薬の少量処方を挙げています。杉山先生曰く、少量処方のほうが副作用が少ないだけでなく、ASDやADHD、PTSDの敏感な脳の患者には効果も高く出ることがあるそうです。一般治療でよく出される抗不安薬やSSRIが合わないケースについても言及し、どんな薬が有効か具体的に紹介されています。

この本に書かれている観点が日本中の心療内科や患者さんに広まれば長く闘病しても良くならなかった人のうちずいぶんの方が救われるのではと思いました。

次回この本から具体的な内容をご紹介していきます。

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