ウェイト・ブランケットはどんな症状の人に使われているの?
Cuddleysブログに来てくださってありがとうございます!!
前回はWeighted blanket(ウェイト・ブランケット)がどんなものかを写真でご紹介しました。
使うとママカンガルーのポケットに入ったような安心感♪(笑)
ともお伝えしました。
↑こんな感じ?!
今回は、ウェイトブランケットがどんな症状を緩和し、アメリカでどのような疾患や障害と闘っている方々に使用されているかをご紹介します。
ウェイト・ブランケットは
不眠、不安感、イライラ、感覚過敏、集中力の欠如、多動
の改善に効果があると言われています。
役立つと言われている疾患・障害
欧米では以下のような様々な疾患、障害と闘っている方々に使用されています。
不眠症、睡眠障害
自閉症スペクトラム障害
アスペルガー症候群
注意欠陥多動性障害(ADHD)
うつ病
双極性障害
不安障害
パニック障害
強迫性障害(OCD)
心的外傷後ストレス障害(PTSD)
感覚統合障害
アルツハイマー認知症
高次脳機能障害
ダウン症
線維筋痛症
ガン治療中の不安障害
月経前症候群(PMS)
更年期障害
など
もちろん病気や障害がない方でも、
睡眠やストレスに悩んでいる方なら誰でもウェイト・ブランケットの恩恵を受けられます。
近年特にアメリカでは、ストレスフルなビジネスマンやママ、学生など様々な方にウェイト・ブランケットが愛用されています。
日本でも海外経験のある方や、自閉症スペクトラムのお子さんをお持ちママさん、メンタルヘルス系の情報やグッズにアンテナを張っている方などの間で少しずつ広まってきています。
科学的研究(論文)
何十年も医療や介護の現場で使われてきましたが、ウェイト・ブランケットについて科学的な研究が始められたのは最近(2000年代後半くらいから)のことで、まだあまり報告の数は多くありません。以下のような学術的な研究結果が発表されています。
以下のリンクをご覧ください。
The Journal of Occupational Therapy in Mental Health
Journal of Sleep Medicine & Disorders
副作用のない安全な対処法
ウェイト・ブランケットは薬物療法等と違い、副作用がないのも魅力です。症状が軽い方、軽い時なら薬に頼らなくてもウェイト・ブランケットを使用することで睡眠障害や、不安感、イライラ、気が散って集中できないといった問題を楽にしてくれると思います。
症状が重い方、病院にかかっている方は医師や専門家と薬物療法や他の療法との併用について、ご相談の上ウェイト・ブランケットを取り入れてみてください。
ウェイト・ブランケットを使えばすぐにお薬を0(ゼロ)にできるわけではないかもしれませんが、併用することで、症状の程度や起こる頻度を減らすことが期待できます。
また減薬や断薬を目指している方も是非ウェイト・ブランケットを取り入れてみてください。
ウェイト・ブランケットは子供から大人まで使える
不眠や不安感、感覚過敏、イライラなどで悩む方ならお子さんから大人までお使いいただけます。お子さんのご使用は大人の管理下でご使用ください。3歳以下の使用は勧められません。ウェイト・ブランケットの重みは身体の動きを妨げるほどのものではなく、ご自身で自由にはずし、動かすことが可能ですが、ご高齢の方、筋力の非常に弱い方は体重の7~12%よりも軽めの重さをお選びください。
同じ原理でサイズや形状の違う肩掛けやひざ掛けもあります。こちらもCuddleysでは納得のいくクオリティのものをお届けできるように、現在サンプルづくりを繰り返しているところです。
↓は試作品。最終的にはデザインも含め変わってくると思いますが…
(ウェイトひざ掛け)
(ウェイト肩掛け)
この原理を応用した赤ちゃん用のおくるみやスリーピングバッグ(サック)もアメリカで売られて主に「寝かしつけ」のために非常に人気があります。
Baby Merlin`s Magic Sleepsuit、以前こちらのブログでもご紹介しましたが、赤ちゃんの安眠を助けるスリープスーツでアメリカで大人気です。
Nested Bean Zen Swaddle Classicこちらは赤ちゃん用のおくるみ。
胸のところにお母さんが手を当てたくらいの重みがかかるように作られています。
ベビースーツもおくるみも、現時点では並行輸入品しかなくお値段も1万円前後とお高めではありますが、最近人気のアイテムたちです♪
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