抑うつ気分、意欲・興味・集中力・思考力の低下、不眠もしくは過眠、無価値観や罪悪感、易疲労性、だるい、焦燥感、自殺念慮、食欲や性欲の低下といった症状が一日中、そして2,3週間以上の長い期間続くようであればうつ病と診断されます。
うつ状態と躁状態を交互に繰り返す双極性障害ではうつ状態の期間のほうが長く、躁状態の時の自覚が本人にない場合が多く、うつ病だと勘違いしてしまうこともありますが、薬など治療法が異なるため治療がうまく進まないことになるので注意が必要です。
うつ病の原因には様々です。性格や環境、服用している薬、他の病気などが関係している場合があります。
治療法も原因によって違ってきます。一般には抗うつ薬による薬物療法が行われます。SSRIやSNRI、三環系抗うつ薬といった抗うつ薬以外にも、症状によっては抗不安薬や睡眠導入剤が使われることもあります。副作用や依存性、増薬や減薬のペースなど、医師とよく相談しながら使用する必要があります。
性格やストレスが原因の場合、対人関係療法や認知行動療法などの心理療法も必要です。運動も効果的だと言われています。
うつ病には不眠などの睡眠障害や不安感が多くみられますが、ウェイト・ブランケットはそれらの改善に役立ちます。