ソマティック・エクスペリエンス創立者が語る、自分で安心感を得る方法

PTSD

こんばんは。momongaです。

先日こちらでも書きましたが、今月初めに受けたソマティック・エクスペリエンスのセッションで奥深くに押し込まれていたエネルギーが解放されたのか驚くような体験をしました。その後好転反応なのか(と先生がたには言われています)、数年ぶりというくらい体調が一気に悪化し(台風の影響も少しはあるかもしれませんが)、久しぶりに夢を多くみたり様々な心身のエネルギーの動きを感じました。改めてソマティック・エクスペリエンスの効果の大きさに感動と少し恐怖も感じたので、自分が受けている治療についてもう少し勉強しておきたいと思っています。

創立者のピーター・A・リヴァイン博士(Peter A. Levine)がソマティック・エクスペリエンスについて語っているものがいくつもYoutubeにアップされており、その中に

トラウマなどで安心感を得られない人が、自分で感情や感覚を癒したり制御できるように、とても簡単な方法を2つ紹介されていたので、こちらでシェアしたいと思います。

 

Treating Trauma: 2 Ways to Help Clients Feel Safe, with Peter Levine

トラウマを経験すると安全・安心を感じるのがとても難しくなります。自分や周りがいくら大丈夫だと言い聞かせてもあまり意味はありません。というのもトラウマは脳や身体の深いコアの部分で起きるそうなのです。カウンセラーやプラクティショナーからセッションを受けている時は安心できても、その部屋を一歩出た途端に、また不安や恐怖、無力感などひどい感情に苦しむ患者も多いそうです。そして自己コントロールをできない自分に恥を感じることも多いそうです。

ピーター・リヴァイン博士はこちらで患者が自分でいつでもどこでも使える「安全・安心を感じる手法」を2つ紹介しています。

動画内で実際にリヴァイン博士が2つの手法を実演していますのでどうぞご覧になってみてください。

①右手を左わきの下に入れ心臓のちょうど横のあたりに手を置きます。左手で右の二の腕や肩のあたりをおさえます。その状態でどんなことを感じるか…どんな感覚が出てくる感じてみます。押さえている手の部分だけではなく身体全体の感覚を味わうようにしてください。

多くの人が落ち着くような感覚を得るそうです。リヴァイン博士が考えるにこのポーズをとって身体の感覚に集中すると、身体を感情や感覚の「入れ物」だと感じられるようになり、身体が入れ物だと気づくことでその中に入っている感情や感覚をもう抵抗できないものとは感じなくなってくるようです。

②片方の手で額に触れ、逆の手で胸の上のあたりに触れます。目は開けていても閉じていても構わないそうです。(多くの人が目を閉じるのを好むようですが、閉じると不安になる人は開いてください。)この両手(額と胸)の間に何が起きるか身体の感覚を味わってみてください。エネルギーの流れを感じることもあれば、体温が変わる感じがすることもあるそうです。何か感情が湧いてくることもあるそうです。何か変化を感じるまで(ほんの少しの時間かもしれないし5~10分程度かかるかもしれません)続けてください。変化を感じたら、胸においてある手はそのままで、額に置いていた方の手をお腹に移動します。そして先ほどと同様に何か変化やエネルギーの流れを感じるまでそのまま待ちます。

トラウマを抱えていると夜眠れなかったり悪夢を見ることがありますが、そんな時にこのような手法を使うとよく眠れたりより役立つ夢を見るようになるそうです。

この2つの手法以外にもいろいろなテクニックがあるそうで、身体をタッピングしたりぎゅっと圧をかけてみることも勧めていました。トラウマを抱えている人の多くが境界線に穴が開いてしまっているそうですが、身体に刺激を与えることで境界線を感じることができるようになったり、自分の身体を「入れ物」だと気づくことで感情や感覚に圧倒されず対応できるようになるそうです。

 

 

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