発達障害には注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群、学習障害など様々な診断名があります。
ここでは大まかにご紹介しますが、ADHDとアスペルガー症候群を併発しているなど、混在していくつかの特徴に当てはまる方もいらっしゃいますし、ADHDといった一つの診断名でも様々なタイプの方がいます。診断名にこだわりすぎず、その方の発達凸凹の特性に合わせて環境調整など対応していくことが大切です。気になる症状があれば、専門機関でまず相談してみてください。
お子さんの場合、できるだけ早期に気付き、障害に合った教育方法や療育を始めるとその後の発達にずいぶん違いがみられるそうです。
大人は治らないといわれていましたが、最近では脳の可逆性を活かし、食事療法やニューロフィードバック、瞑想、ブレインジムといった脳の訓練で症状の改善をはかる方法がいろいろと出てきました。
また環境調整や障害に合わせた指導・訓練を受けることで、生活上の問題を改善することも可能です。
症状の程度によっては薬物が処方されることもあるでしょう。二次障害でうつや不安障害などを引き起こさないためにも専門機関と連携をとりながら取り組んでいく必要があります。