強迫性障害（OCD）とは強い不安やこだわりなど強迫的な思考が浮かび（強迫観念）自分の心を落ち着かせるためにある行動を繰り返す（強迫行動）疾患で、不安障害の一種です。
- 病原菌に対する恐怖感から、手を洗う、入浴、洗濯を何度も繰り返す。ドアノブや手すりを触れない。
- 戸締りや火の元を何度もしつこく確認する。
- 物の配置や対称性に異常にこだわる。
- 数字の並びや自分で決めた儀式的行為（自分の決めた手順で物事を行わないと不吉なことが起きると不安で）に縁起をかつぐレベルを超えてこだわる
このような強迫的な思考や行動が生活や周りの人との関係に悪影響を及ぼすレベルのものを強迫性障害といいます。
性格、生育歴、ストレスや感染症など、多様な要因が関係していると考えられていますが、なぜ強迫性障害になるのか原因はわかっていません。
しかし治療法については解明が進んでいる部分もあり、積極的に治療に取り組めば治すことも可能だそうです。
治療法としては認知行動療法や薬物療法（SSRIなど）の組み合わせが効果的だと言われています。不安感を和らげるのにウェイト・ブランケットもサポートになるでしょう。