おはようございます😃。momongaです。
PTSDになると、事故やトラブルに巻き込まれやすいのでは?と思います。
PTSDの人はいつも警戒モードに入っているので、危険に曝される可能性も低くなりそうなものですが、私の体感だとPTSDを発症したくらいの時期からちょっとした事故やトラブルに巻き込まれやすくなっていたと思います。
ストレスに弱い状態なのにトラブルに巻き込まれてパニックになり、その後ぐったり。コルチゾールも出まくっていただろうなと…。
それが、EMDRやソマティックエクスペリエンスを受けるようになってから、激減していきました。
トラウマの原因になった人間関係や状況と似たものを何度も引き寄せてしまったり、過去のトラウマ的な出来事とは違う事故やトラブルにも巻き込まれてしまったり…
なぜ?!
ソマティック・エクスペリエンスの創始者の本を読んでいたら、その理由が少し理解できました。
自分の生理機能が出来事や刺激に対して覚醒反応を起こすとき、彼らは健康な人のように定位反応や防衛反応に移ることができません。その代わり、別の感情や正常な反応の順序を飛び越えて、覚醒からじかに硬直や無力感に移ってしまいます。彼らは犠牲者になり、繰り返し犠牲になるのを待ち受けているのです。
正常な定位反応につながるすべを持たないため、危険が迫ると、彼らはたとえ逃げられる可能性があってもうまく逃げることができません。その可能性に気づくことすらないかもしれません。…無力感があまりに強いため、彼らは出口を見つけられず、その場から立ち去れないのです。このシナリオは強迫的な人間関係にも普通に見られます。抜け出したいと頭では分かってはいても、恐怖と硬直が周囲の環境との最も原始的なつながりよりも力を持つので、彼らはついそこにとどまってしまうのです。(p86 ピーター・リヴァイン「心と身体をつなぐトラウマ・セラピー)
普段から過覚醒になっているPTSDの人は、危険が近づいて来た時に、一気に凍りついてしまうのですね。健康な人は危険が近づいてきたら一時的に交感神経を優位にさせて、闘ったり、逃げたりして対処するのですが、PTSDの人はそのゾーンを一気に抜けてフリーズしてしまうのです。
フリーズとは逃げたり、闘ったりもできない本当の緊急事態で、動物が身体を死んだように硬直させて、ダメージを極力減らすために作られた警戒モードの最たるものです。(交感神経も副交感神経も最大限にアクセルを踏まれている状態)
PTSDだと、ちょっとした刺激でも逃げたり闘ったりのモードを飛び越えて凍りついてしまうため、トラブルや事故、嫌な人が近づいてきた際に頭や身体がうまく働かず、対処できないのかもしれません。
トラウマが原因で過覚醒から凍りつきに入りやすくなっている人は、その後も別の事故やトラブルに巻き込まれやすくなっていき、それが新たなトラウマとなって、さらなる症状の悪化につながる…というように、悪循環に陥りやすいのではないかと思います。
まさに治療を始めるまでの私がそうでした。
解決法としては、普段から神経系をリラックスする方法を学び、過覚醒に入りづらくしていくこと。ツイッターではこれまでもいろいろご紹介してきましたが、ソマティックエクスペリエンスで自分でできるワークがいろいろあるので、今度こちらでも紹介します!
瞑想、ヨガといったマインドフルネスも効果があると思います。ヨガはパワーヨガのようなエクササイズ要素の高いものは交感神経を優位にさせてしまうのでリラックス系を!
過覚醒がひどいと自分でリラックスさせることが難しい場合もあります。私が長年そうでした!その場合はソマティックエクスペリエンスやトラウマヨガの専門家の力を借りるのもいいかもしれません。
ご質問があればいつでもコメント、ツイッターでご連絡ください。
それではみなさん、よい1日を!
コメントを頂けると大変励みになります♪
はじめまして。
ソマティックエクスペアレンスの検索から来ました。
私もひょんなことがきっかけで、自分の生き辛さについて調べ出したときに、
自分のトラウマ(親子関係)や愛着障害、HSPなどに行きあたりました。
自律神経失調気味ですが深刻な症状はありません。
極端な人嫌いというか人が怖い気質、異常な警戒心の強さがあり、
これが個性ではなくある種のパターンだと知り驚愕したのがきっかけです。
今は「身体はトラウマを記録する」を読んでいます。
それでソマティックエクスペアレンスに興味を持ったのですが、
地方在住なのでこちらはなかなか体験する機会がなさそうです。
EMDRはyou tubeでも動画があるようなのでちょっと興味があります。
(EMDRも人によっては危険だという記述もあるので躊躇していますが)
個人的にはmomongaさんのHSPの記事を読んでみたいなと思っています。
あと、ウェイトブランケットなのですが。
私は7,8年位寒い時期はブランケットにくるまって防寒しています。
変な恰好なのですが、すごく安心感を感じて気にいっています。
周りにこんな恰好をしている人はほとんど見たことありませんが、
momongaさんの記事を読んで、同じようなことを考える人がいるのだなと思いびっくりしました。
ちなみに布団も重い方が安心できます。
最新の情報を発信してくれてありがとうございます^^
これからも更新を楽しみにしています。
ぽんさん、コメントをありがとうございます!!!本当に嬉しいです☆ ぽんさんのコメントを読んでお返事したいことがいろいろとあるのですが、気圧の関係か今日は頭がぼーっとしています。少し時間がかかってしまいますが、改めてきちんとお返事します!!取り急ぎ御礼まで。
ぽんさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
ソマティック・エクスペリエンスにご興味をもって私のブログに来てくださったんですね♪
私も最初はうつ状態やパニック障害かなと思っていたのですが、
周りの指摘やいろいろ模索する中でトラウマ(機能不全家族でのトラウマと事故のトラウマ)、愛着障害、HSPに行きつきました。
その後PTSDや愛着障害、HSPを治療しようとEMDR、ソマティック・エクスペリエンス、認知行動療法などにトライしていくうち、
幼少期からのトラウマが脳の発達にも影響を及ぼすこと、もしくはADHDやASDの傾向をもともと持っていると
トラウマから不調になりやすいということを知り、ADHDやASDに興味をもち勉強をするようになりました。
今後HSPについても勉強したこと、自身の経験を少しずつ書いていこうと思います。
ソマティック・エクスペリエンスをお住いの地域では受けられないとのことですが、
浅井咲子さんの「今ここ神経系エクササイズ」に自分でできる簡単なSEワークがいくつか
紹介されていて、とても役立ちます。今度ブログでも紹介したいと思いますが、
もしよかったら読んでみてください。
youtubeなどで自分でできるワークもいろいろあるかもしれませんね。私のSEの先生にも聞いてみます☆
EMDRは私もセッションを受けた一患者の個人的感想ですが、セッション後時々感情や記憶がわーっとあふれて辛いこともあったので
動画などで挑戦される場合、そのあたりを気をつけて慎重にトライしてみてください。
ブランケットに包まれると安心しますよね!
ぽんさんはブランケットにくるまって防寒されているとのことですが、
身体が安心を感じる方法をご自身で見つけられるのは本当に素晴らしいです!!
お布団も重いほうが安心できるとのこと。
羽根布団より重い布団のほうが安心するとおっしゃる方は意外に多いのかもしれませんね。
アメリカではもともとweighted blanketが自閉症の方の感覚過敏や不安、不眠をサポートするために作られたようですが
最近ではもっと広く、睡眠の問題や不安に悩む方に使われていてとても人気です。
今後も勉強したこと、気になるグッズ、治療法など少しずつご紹介していけたらと思います。
時々のぞきにきてくださーい♪
momonga
momongaさん
はじめまして。
明神(あけがみ)と申します。
ウェイトブランケットを調べていてたどり着きましたが・・・面白そうなので記しておきますw
ソマティック・エクスペリエンスの引用文で言われていることって、コンピュータの動作と何ら変わらないんですよ。
※余談ですがスマホも携帯もゲーム機も立派なコンピュータなので基本は変わりませんw
人によっては拒否感があるかもしれませんが、コンピュータは人間の動作に似せて作られたという話があるぐらい共通項があるのですよ。長年そういった仕事に携わっている人ならなお感じると思います。
※そうでもなければ「神経言語プログラミング(NLP)」という手法が出てくるわけが無いですよねw
コンピュータは
1.電気機械的なところ(ハードディスクとかCPUとかメモリとかSDカードとか呼ばれているところ)
2.基本的なプログラム(WindowsとかLinuxとかAndoriodとかiOSとか呼ばれるところ)
3.作業をするプログラム(地図アプリとか音楽プレーヤーとかオフィスとか、ゲームソフトとか)
で成り立って、とっても便利なことができる繊細な機械なわけですが・・・
人間の構成に置き換えることができるわけです。
1.電気機械的な部品
→身体そのもの
2.基本的なプログラム
→心(心は色々と要素が重なりますが、今回の話とは別になるので割愛しますw)
3.作業をするプログラム
→各動作用に最適化された運動神経の回路や”体が覚えている”と称される考えや動き
・・・というようにそのまま置き換えられます。
自分の望まない動作が出ているということは・・・上記の2番が劣っているわけではなく、3番の作業をするプログラムが意図しない動きをして2番を介さず1番である身体に直接司令を送って勝手に動いているというのが非常に問題なわけです。
すべての心理療法は「プログラムを意図するように書き換える」という事でしかないのですね。
※それがまぁ、まるで”地獄で生活し続ける”かのように大変なのですが・・・w
取り留めのないお話になりましたが、ひとつ言えるのは。
「システムを解明していくと機能的に劣っている人なんていないよ~」、という事ですね。
明神(あけがみ)
明神さん
お返事が遅くなり大変申し訳ございませんでした!!
しばらくHPとブログを放置しており、コメントを頂いたことに気付くのに
ずいぶんと時間がたってしまいました。
本当にごめんなさい!
とても勉強になりました。
いわれてみると、NLP、まさにプログラミングという言葉を使っていますね!!
ソマティックエクスペリエンスやほかのトラウマ治療を経験して
私に起きている不具合について気付いたことは
頭(意識的思考)、心(感情、潜在意識というか深いところで感じていること)、身体が
うまく連携していないことでした。
心の部分を押し殺して、頭で無理やり身体に指令をだして言うことを聞かせているうちに
ショートしてしまった感じです。
治療を受けて、心と体がつながってくるようになった気がしますが
今でも心や体の悲鳴を無視して頭主導で無理やり活動しようとすると
フリーズしてしまいます。。。
またいろいろと教えてくださいね♪