トラウマ、発達障害とHSP②

HSP

HSP、発達障害、トラウマについての専門家でたくさん本を出版されている長沼睦雄先生をはじめ、様々な専門家にもお会いしました。そこで学んだこと、考えたことは。。。

☆幼少期に受けたトラウマが発達障害に似た症状を引き起こしたり、幼少期の虐待により脳が器質的に変化し発達に問題が起きる(「第四の発達障害」)ことがある。(もちろんトラウマとは関係なく生まれつきの器質で発達障害の方もいらっしゃいますが。)

子供時代に受けた「マルトリートメント(maltreatment)」(不適切なかかわり方)※が、脳の発達に悪影響を及ぼし、脳を損傷させる。それにより視覚、聴覚過敏、ストレス耐性、コミュニケーション能力、集中力の低下などが引き起こされる。「子どもの脳を傷つける親たち」友田明美より
※身体的暴力や性的虐待だけでなく、暴言といった言葉のDV、両親間の暴力や暴言の目撃など
気分障害、不安障害、発達障害、人格障害などの病名をつけられ、薬を飲んでいる方の中に原因として「発達性トラウマ」がひそんでいることはめずらしくない。(p37)「発達性トラウマ」とは幼少期の育ちの中で受けた心の傷のことです。発達期にある子供のころに受けたトラウマが、大人になっても残ったままになっていることで、心身に諸症状が起こります。(p25) 「他人とうまくかかわれない自分が変わる本」長沼睦雄

☆発達障害の人はその性質からトラウマ耐性が弱かったり、マイナスの記憶をため込みやすく、PTSDになりやすい。HSPの人も環境によって影響を受けやすいため、難しい環境で育つとトラウマ化して愛着障害やPTSDになることがある。

ADHDはPTSDを合併しやすいことが知られています。ADHDの人は新奇追求の傾向が強いため、事故に遭うリスクが高く、激しい心的外傷体験に遭遇しやすいことが挙げられます。また、もう一つの理由として、ADHDの人は大脳の前頭葉・尾状核や辺縁系などに機能障害を有するために、トラウマに対して耐性(抵抗力)が弱く傷つきやすいことも挙げられています。(p187)「知ってて良かった、大人のADHD」星野仁彦

高機能発達障害で二次障害のある人はマイナスの記憶(トラウマ)をたくさん抱えているケースが多く、ソマティック・エクスペリエンス、EMDRなどでマイナスの記憶を出していくことでその症状も緩和していく。(p171-184)「活かそう!発達障害脳」長沼睦雄

ASは、うつ、PTSD、その他の症状を生じさせることがありますが、必ず併存するとは限りません。(p231)「アスパーガール」ルディ・シモン

子ども時代のトラウマがあると、HSPは不安になりやすく、気分がふさぎやすく、強迫的になりやすくなります。このような状態がさらに進むと、ものごとを回避したり、感情や感覚が麻痺したり、フラッシュバックが起きたり、決められなくなったり、マイナス思考になったりします。(p26-27まずはHSPについて知ろう!)
安心できる愛着を感じて育った敏感な子は、心の中にリソース(資源)ができ、刺激過多の中にあっても大丈夫です。逆に十分な愛着が得られずに育った敏感な子は、あらゆる刺激が耐え難いものとなり、現実から意識を解離させていきます。(p204-205愛着障害・トラウマとHSPの関係)「敏感すぎて生きづらい人が明日からラクになれる本」長沼睦雄

☆発達障害とHSPの関係も気になっています。その違いは何か。自分は混ざっているのかどちらかだけなのかなど…

不安が強く、敏感すぎるHSPは自閉症に、好奇心旺盛で新しもの好きのHSSは多動症に、平面が苦手で立体に強い学習症はHSP・HSSに似ているところがあります。神経発達症もHSPやHSSも生まれ持った神経の特性であり、生まれた後の影響を強く受けることも共通しています。また、客観視が弱く、主観的なものの見方が強いことや、対人関係やコミュニケーションに弱さを持つのも同じです。
明らかに違うのは、共感性をつかさどるミラーニューロンシステムの働きや、感情や感覚の使われ方がHSPではかなり強く、自閉症では弱いことです。さまざまな神経ネットワークの結びつきがHSPでは強く、自閉症で弱いことが予想されますが、HSPと発達障害が合併しているような子どもさんもいます。(p196-197 HSPと発達障害・神経発達症との違い)「敏感すぎて生きづらい人が明日からラクになれる本)

トラウマ治療を続けても感覚過敏やキャパオーバーでメルトダウンしやすいといった症状が残ったということは、私はHSPや発達障害が先天的にあったのではないか。もうトラウマ治療を切り上げて、発達障害やHSPとしての対策を優先していくことが大事なのではないかと迷うようになりました。
今後の私の治療方針として、医師やカウンセラーに相談したところ、
「PTSDとASD/ADHDやHSP症状の中には似たものもある。あまり線引きにこだわる必要はない。momongaさんの場合はまだPTSDの症状が残っているので、トラウマ治療を続ける事で、発達障害(や似た症状)やHSPからくる辛さも緩和していくと思うよ。」
「瞑想などマインドフルネスで脳を休ませる&鍛えることも大事。瞑想などで脳を鍛えるのはHSPや発達障害から起きる症状の改善にも役立つ。症状が和らいでくるまで、もしくは症状が今後残った場合はADHD/ASDの薬、対策グッズや手法を取り入れてうまく対処していくのもいいね。」
とのアドバイスを頂きました。
最近は疲労感など身体症状のひどさから、鍼や整体、サプリなど身体へのアプローチを優先して、あまりソマティック・エクスペリエンスなどトラウマ治療には取り組めていませんが。また再開しようかな。
自宅でのヨガや瞑想などマインドフルネスワークも地道に続けよう。。。
そして、ADHDやASDのお薬、発達障害やHSPの対処法&対策グッズなども医師やカウンセラーに相談しながら少しづつ試しています。当事者の方々のtwitterやブログからも教えてもらうことがたくさん。この辺りも今度書いていけたらと思います。

皆さま良い週末をお過ごしください。

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