ヒューマンチャージャーValkee2
おはようございます。momongaです。
前回は光療法についてご紹介しました。
次にこれまで実際に使用した光療法グッズ3点をご紹介します。
それぞれの利点と不満点について私個人の感想も。
今回は現時点で一番愛用しているブライトライト・セラピー(光療法)器具、
「 ヒューマンチャージャーValkee2」について、数か月使用した感想をご報告したいと思います。
2018年初春に購入して、春、梅雨と使用し、夏は天気の悪い日のみ使用。
最近日照時間が減ってきたため、また毎日使っています。
Valkee2は、写真のように、ipodのような見た目です。耳から光を入れるのが特徴。イヤホンのような形のLED光照射装置を耳に入れてスイッチを押すと、耳孔から脳の光受容細胞に高照度光を照射することができるそうです。12分でピピっと音がして、自動的に光が消える仕組み。
冬季うつの多い北欧フィンランドで、季節性うつや不安症治療のために開発された光療法器具です。太陽の光を十分に浴びることが脳の活性化や、体内リズムや心身のバランスに不可欠ですが、日光浴不足になりやすいヨーロッパではブライトライト・セラピーという人工的な日光浴療法が進んでいます。
基本は毎日起きてから1時間以内に一度(12分)使用するよう説明があります。
海外のレビューをみると、
症状が軽度の方は12分使用すると軽く頭痛が起きるので短時間で利用している方もいるそう。
私は足りないのかもう一度スイッチを押して、6分から12分追加で使用することも。
↑の写真のような従来のブライトライト・セラピーは大きな装置を近くにおいて、
太陽光に近い強い光を毎日1時間ほど浴びる必要がありました。
Valkee2では小さくて軽いのでどこへでも持ち運べます。また12分という短い時間で1日に必要な脳の日光浴ができることが魅力。
朝出勤前に忙しい時でもValkee2をポケットに入れて光チャージをしながら身支度をすることも可能ですし、
通勤中に音楽を聴いているふりをして光を浴びることもできます。
夜勤や海外出張が多く体内リズムが崩れやすい方にも愛用されているようです。国際的な特許も取得しており、ヨーロッパで広く使用されているとのこと。
光のまぶしさが苦手だけれど光療法をトライしたい方にオススメ
VALKEEを購入する前は目から光を取り込む従来型のブライト・セラピー装置を使用していました。
今でも従来型を使うこともありますし、目から光を取り込む方が一般の日光浴に近い感じもしています。
ブライト・セラピー装置をすでに持っているのにVALKEEの購入を決めた最大の理由は
耳から光を入れることで光療法ができるなら視覚過敏の私でも続けられるのではと思ったこと。
まぶしい光が苦手で普段からサングラスが欠かせない私にとって
セロトニンの生成のために光を目から取り込むことがいかに大事か分かっていても
調子が悪く感覚過敏が酷いときに、ブライト・セラピー装置で強い光を浴びるのはなかなか辛かったのです。
朝一番に強い光を浴びようとしてもまぶしいのが辛くて目をつぶってしまうこともありました。
目をつぶってしまったら意味がない!!!
それをむつみのクリニックの長沼先生にご相談したところ、オススメされたのがValkeeでした。
まぶしい光が苦手だけれど、光療法をトライしたい方には迷わずValkee2をお勧めします。
使ってみた感想 利点&不満点
朝目覚めてからすぐは身体が動きづらい私。
なのでValkee2を常にベッドサイドに置いておきます。
目覚めてすぐイヤホン部分を耳に入れスイッチを押すのが毎日の習慣です。
光が耳から入るのですが、耳がほんわか温かくなりリラックスします。
日光浴をしているときのような気持ちよさ。
使用後は頭がすっきり。
私はリラックス効果や睡眠サイクルの改善に効果がありました。
不思議なことに使用後頭はすっきりしているのに時々リラックスしすぎて眠くなることも。。。
覚醒度、集中力が上がり、午前中から仕事や家事などパフォーマンスが上がるという口コミも多く見つけましたが、私はバリバリ動けるというほどの覚醒&集中効果はまだ感じていません。
セロトニン不足による鬱や不安感、PMSなどの方にはもっと効果がはっきり出るのではないかなと思います。
また、早朝に予定があって起きれるか心配な日は就寝前に光を浴びてから寝ると
朝すっきり目覚めることができました。
(この使用方法が正しいかは謎です。自己判断で。体内の睡眠リズムが狂いそうなのでどうしても必要な時だけ
裏技的に使っています。)
不満な点(改良してほしい点)は
イヤホン部分と本体がコードでつながれていること。ワイヤレスだったら最高です。
私はコードに繋がれている感覚が大嫌いなので、ノイズキャンセリングヘッドホンなども
基本bluetoothでワイヤレスのものを利用していますが、Valkeeはコードのものだけなので妥協しました。
あとはお値段。現在4万円台…。
私はamazon.com(アメリカ版)で購入しましたがそれでも3万円ほどしました。
長沼先生曰く、この価格に不満で自作する方もいるとのこと。
工作が得意な方は↓のブログを参考にトライしてみてください。
Valkee2使用感まとめ
GOOD POINTS
- 耳から光を入れるので光がまぶしくて苦手な人でも光療法を実践できる
- リラックス効果:耳がほんわか温まり、日光浴をしているようなリラックス効果がありました。
- 睡眠サイクルの改善:毎日使うことで睡眠サイクルリズムが整ってきました。朝使用したあと頭がすっきりする感じも心地よいです。
- 気分の向上:軽い鬱、不安障害の方は光療法でだいぶ症状が緩和されると思います。
- 小さくて軽いので持ち運びがしやすく、朝使用しながら身支度をしたり、通勤中に使うことも可能。出張など移動が多い方、海外出張の時差ぼけ解消にも特におすすめです。
BAD POINTS
- 値段が高い
- コードに繋がれている感じが嫌いな人にはおすすめできない。
- 即効性&劇的な変化ではない:人によっては使用して数日間で問題が解決した方もいるようですが、私の場合は症状が重いのか、じわじわと効いてきて底上げしてくれる感じはしますが、これですべてが解決!とまではいきませんでした。症状が軽い方、セロトニン不足が主な原因の方にはもっと即効性があるかもしれません。
「世界最高のスリープコーチが教える究極の睡眠術」でも紹介されています。
30年睡眠について研究を重ね、英国スリープカウンシル会長を務めた後、D・ベッカムやC・ロナウドやオリンピック選手などトップアスリートの睡眠指導をしているニック・リトルヘイルズ氏(Nick Littlehales)の著書
「世界最高のスリープコーチが教える究極の睡眠術」でもオススメグッズとして紹介されています。
夜の睡眠の質を上げるために日中自然光に当たることの重要性を説いていますが、オフィスワークなどで室内にいることの多い人に向けて、
バルケー社の(ヒューマン・チャージャー)のような日光浴補助装置を使ってもいい。イヤホンの形なので音楽を聴いているように見えるが、耳の穴から松果腺に光を当てることで、ブライトライト・セラピー(高照度光照射セラピー)ができる装置だ。(p135)
とお勧めしています。
ちなみにこの本は概日リズムや睡眠ホルモンについて、寝室の温度設定やベッドマット、枕などの寝具の選び方、食事や運動、瞑想を始め日中の過ごし方など質の良い睡眠を得るために役立つ情報が満載なので、睡眠が気になる方はぜひ読んでみてください。
次回は、目から光を入れるタイプの光療法グッズを紹介していきます。
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